お得意様のお車です。
車検時、エンジン始動時にガラガラと音が出始めており、その症状について、お客様にお話をしておりました。
今回、その修理を行います。
上記の症状ですが、これも良くある症状です。
エンジンの部品を調整している、カムアジャスターという部品の劣化が原因で起こります。
症状が進行してくると、メーターパネル内にあるチェックエンジンが点灯し、警告が消えない状態になってしまいます。
この症状が出てしまいますと、エンジンの部品の調整がうまく行かなくなり、エンジン出力の低下、燃費の悪化等かなり目に見えた影響が出てきます。
また、最終的にはエンジンを壊してしまう事になります。
エンジンのカバーを開けた所です。手前に見える、丸い部品がカムアジャスター(カムプーリー)です。
今回は右側の物を交換します。
エンジンはいろいろな部品がタイミングよく作動して100%の良い状態を生み出します。
しかしながら、今回カムアジャスターの不具合により、そのタイミングがずれてしまいました。
真ん中に見えます、線と三角形のマークがあります。
エンジンを既定の位置にしたときに、この線とマークが平行にあっていないといけません。
御覧の通り平行に合っていない為、これだけタイミングがずれてしまっているという事になります。
これが交換後の写真です。
すみません💦撮影のしかたがあまりよくなく、少しずれているように見えますが、ちゃんと平行に合っています。
エンジンのタイミングをしっかりと取れる治具を取り付けて慎重に組み上げていきます。
付属品やオイル漏れをしないためのゴム部品等を交換して終了です。
試運転を長めに行い、症状が改善されたこと、オイル漏れ等を起こしていない事を確認しお客様へお返しいたします。
メルセデスはメンテナンスさえしっかりしてあげればずっと気持ちよく乗れる車です。
メンテナンスでお困りの際にはお声がけください。
お待ちしております。