Webから検索して頂きましてご来店頂きました。
最近、webがきっかけでのご来店が多くなり、本当にうれしく思います。
ありがとうございます。
さて、今回はBクラスのオーバーヒート修理です。
アイドリングで停止していると、水温が100度を超えてくる様です。ただ、走りだしたり、上がらない時もあるようで、なんだか微妙な感じです。
結果から申し上げますと、ウォーターポンプの不良です。
なぜ、上記の様な微妙な症状が出るかと申しますと、このエンジンなのですが、エンジンの状況に応じて冷却水の流量を変える可変式のウォーターポンプを採用しています。
その可変機構が正常に動かなった事が原因です。
早速分解です。
Bクラスですが、意外とスペースがあり、基本的には作業はしやすいのですが、特定の部位に関しては、通常のエンジンよりも交換が難しく、大きく分解していく様になります。
今回のウォーターポンプは特定の部位になります・・・
とりあえずここまで分解して、ウォーターポンプの全容が見えてきます。
これがウォーターポンプです。
ドライブベルトで駆動されています。
真ん中の黒い樽の様な物がエンジンの負荷により動くアクチュエーターです。
上記のアクチュエーターの先にあるバルブです。若干冷却水が漏れてしまい、冷却水の成分が結晶化し作動を妨げていた様です。
単体テストを行うと、ある一定の所まで動くのですが、そこからロックしてしまい、動かなくなってしまうといった症状がありました。
少し動くので、冷却水はある程度循環されますが、100%ではない為、オーバーヒート気味になるという結果です。
最後に冷却水のエア抜き、診断機によるチェックを行い、問題ない事を確認した上、お客様へお返しいたしました。
水温計の指示値がいつもより高いなと思われましたら、ご連絡くださいませ。